子どもを優秀にする子育てとは?~家庭の教育方針が変える子どもの未来~

一般教育

世の中には、頭の良いと言われる子と悪いと言われる子がいます。
自分の子どもも、頭の良い子に育てたいと思うのが普通です。しかし、そのためにやるべき事は何でしょうか?高い学費を払って私立の幼稚園や小学校を受験させる?塾に通わせる?

しかし、早いうちから塾へ行かせ、中学受験をさせたのになぜか子どもの学力が伸びない…、同じ中学受験をしたAさんの子は偏差値が上がっているのにうちの子は上がらない…なんて事は少なくありません。


一見、同じことをしているように見えて、実は伸びる子と伸びない子には大きな違いがあるのです

伸びる子と伸びない子の違い

伸びる子どもと、伸びない子どもの違いは自頭の良さだと思っていませんか?
もちろん、自頭の良し悪しはあります。しかし、それよりもっと大きく子どもの未来を左右するのは家庭の教育です。

ファッション感覚で教育している

子どもが伸び悩んでいる家庭の多くは、ファッション感覚で教育をしていることが多いです。
塾に行かせること、ピアノを習うこと、英会話に習わせること、水泳を習わせることなど・・・
「みんながやっているから・・・」と流されてただ何となく始めていませんか。

しかし、それでは子どもは伸びません。習い事や受験を通じて何を学ばせたいのか、についてしっかり考える必要があります。

(1)習い事をさせる目的の違い


人は、周りの環境に流されます。
最近では、水泳、ピアノ、中学受験、大学推薦入試が流行りです。この流行りに流されて、これらの習い事を始めた家庭は多いと思います。

ここでは水泳を例に上げましょう。


ファッション感覚で習い事をさせている家庭では 楽しくスイミングスクールに通って泳ぎを覚えることを目的としています。そのため、 「泳げた、泳げなかった」を重視します。
そこにあるのは、目先の結果の浮き沈みだけで、長期的な視点は抜けてしまっています。

では、ファッション感覚でない家庭ではどのように考えるでしょうか。

ファッション感覚ではない家庭では、「水泳大会を通じて勝ち負けについて学ぶこと」、「タイムの限界を知り、さらに努力することで克服できることを学ぶこと」を目的とします。

どちらも、スイミングスクールに通っている点では同じですが、教育方針が異なるため、習い事によって子どもが得られるものには大きな違いがあります。
後者の家庭の子どもは、泳げるようになっただけではなく、勝ち負けについて学び、努力で克服できること、すなわち努力の大切さを学ぶことができます。前者の家庭の子どもは、泳げるようにはなりますが、しかし、それだけです。

(2)受験における目的の違い

勉強においても、「とりあえず塾に行かせ、偏差値の高い学校に行かせる」ことを目的としている家庭があります。これもファッション感覚であり、伸びない子どもの家庭の特徴です。なぜなら、このような家庭では、受験が終われば遊んで良いと考えている事が多いからです。受験が終われば、それで終わりです。

一方、伸びる子どもの家庭では、「継続することの大切さ」を学ばせ、「思考力や知識の向上」を目的として子どもに受験を経験させます。そのため、受験後も勉強だけでなく、様々なことを通じて思考力、知識の吸収することの大切さを伝えます。

どちらの家庭も外から見ているだけでは違いが判りません。

塾に行き、偏差値を上げるためにどちらの家庭の子どもたちも努力をしています。
しかし、このように一見同じ事をし、同じように過ごし、同じ学校に通っている子たちの間には、気付かないうちに埋められない差が生まれていきます。

確かに幼いうちから運動をなどの習い事をさせることや、受験に向けて学習をさせることはとても重要です。しかし、ただファション感覚でやらせているだけではダメなのです。

ファッション感覚ではこれからの日本は生き残れない!?

それでも「受験に合格しているし、勉強しているならいいのでは?」と思われる方もいるでしょう。
確かに、今までの日本ならそれでも大丈夫でした。
しかし刻一刻と変化していく現代では、今までのようにファッション感覚で勉強をしていてもこれからの時代を勝ち抜くことはできません。

(1)現在の日本

今の日本は

・世界における日本経済の影響力の低下
・非正規雇用の割合の増加
・深刻化する高齢化社会
・上がらない賃金

等々、抱えている問題を上げ始めるとキリがありません。

1990年までは国内の良いポジションはどんどん増えていました。仮に良い職に就けなかったとしても、年功序列で上がる給料、しっかりとした社会保障、雇用の安定が多くの方にありました。
端的に言えば、たとえ負けてもそれなりのポジションが用意されていたのです。

しかし、今は違います。
具体的な数字を出しましょう。厚生労働省が出している資料では、男女どちらもわずか30年足らずで非正規雇用の割合が2倍前後に増えており、2019年の女性の非正規雇用の割合は56.0%と過半数を超えています。
今はまだ就職率が良いですが、就職した先は安定したポジション(正規雇用)ではないことが多いです。就職できない時代、いつリストラされるかわからない時代が来るなんて誰が想像しましたか?今まで通りの教育では、これからの未来を生き抜くことができる子どもを育てることは難しいでしょう。

(2)これからの日本

一般的に、国が成長する条件は以下の3つです。

人口増加(現役世代の増加)
内需の増加
イノベーション

世界で最も少子高齢化が進んでいる現代の日本で、1つ目が絶望的なのはもちろんのこと、グローバル化が進んだことで海外の輸入品が増えている関係で二つ目も望みは少ないです。さらに、3つ目はそうそう簡単に起きることではないため、もしも国内の問題を払拭するイノベーションが起きたら、その時は「ラッキー!」くらいに考えなくてはいけません。


前述したように、国内の良いポジションは減っています。イノベーションが起こらない限り、ポジションは減り続けます。減り続けるポジションを確保することはとても大変です。

さらに、これからの子どもたちに課せられたもう一つの課題があります。それは、外国人労働者とのポジション争いです。IT技術の進歩によってグローバル化は加速し、人材がグローバルに集まるようになっています。日本の良いポジションに、これからは海外の人材が入ってくることになります。

例えば、10年前の2011年で既に、 パナソニックの新卒採用で採用の8割にあたる1100人が外国人ということがありました。 この年は震災の影響もあり、国内の人材にとっては特に厳しい時代となりました。早稲田や慶応など、日本の有名なトップ大学を出た学生でも、非常に就職に苦労していました。


このように、これからの子供たちは外国人とも職を取り合っていく必要があります。
今まで通りのやり方で子育てをしていると、今の子どもたちは、取り返しのつかない打撃を受けてしまいます。

できる子を育てる具体的な教育方法

良いポジションが減り、外国人との競争が激化する国内で、今まで通りのファション感覚の教育ではダメだという話をしました。
では、具体的にどうすれば良いのか……最初に結論を申しましょう。それは

Why・・・なぜやるのか
What・・・何をやるのか
When・・・いつやるのか
How・・・どうやってやるの

を子どもに示すことです。

親が子に何を求めて教育をするのか。
このような質問をすると

「学校でよい点数をとってほしから」
「良い大学に進学してほしいから」
「良い就職先に就職してほしいから」

などの回答が返ってきます。しかし、これらはあくまでも結果だけを見ている表面的な回答です。この質問の本質的な回答は、「子が現代社会で生き抜けるだけの“能力”を身に着けることを求めて教育をしている」です。

たまたま“能力”を身に着ける過程で、
「学校でよい点数がとれた」
「良い大学に進学した」
「良い就職先に就職した」
などのわかりやすい結果が出るため、多くの方は“能力”と結果には関連性があると考えてしまします。


誤った見解の例を出しましょう。
「学校のテストでよい点数がとれた」ことで「能力が身についた」と思ってしまう方は少なくありません。しかし、これでは因果関係が逆になってしまっています。
能力が身についたことによって学校のテストで良い点が取れたのであって、学校で良い点が取れることが能力が身についたことにはなるとは限りません。学校のテストでは良い点が取れるのに、模試などの学校外の試験になると途端に良い結果を残せない子どもは一定数います。そのような子や親御さんは、学校のテストで点が取れることで、能力が身についていると勘違いしてしまっているのです。
この誤った認識が、「親が子に何を求めて教育をするのか」の回答を表面的なものにさせてしまっています。

将来活躍できる優秀な子を育てるには、この”能力”を身に着けることが重要です。そして、この”能力”を身に着ける方法こそ、前述したWhy、What、When、Howを親が子どもに示すことです。

多くの塾の場合、誤ったニーズである「学校でよい点数をとってほしから」に重点をおき、
Howだけに注目した指導をし、少しずつテストの結果が上がるサービスを提供しています。
そのため、時間をかけてしっかりとカリキュラム通りに学習していけば「学校でよい点数をとる」という結果が出てきます。

しかし、これからの将来で必要になるものはすぐに手に入るような知識ではなく“能力”です。テストの結果をただ求めているのではありませんから、従来やり方ではこの能力は身に付きません。この”能力”を身に着けるために必要なのは、子供自身が

Why「自分が勉強する/教育される理由」を考え納得し
What「その理由をもとに、何をすべきか」を理解し
(「実施するだけの基礎学力」を持って)
When「重要なタイミング」で動く

ことです。しかし、これらは子ども一人ではできません。所属する環境を簡単には変えられず、学校や地域という閉鎖的な空間で育つために視野がまだ狭く、社会を知らない子どもが一人で考えるべきことではありません。ですから、他でもない親がこれを子どもに示してあげることが大切なのです。

最後に

当塾では、一人一人の生徒に対し、このWhy、What、Whenを示すことに特に力をいれて指導を実施しています。

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