世の中の流れを見極めて投資しよう

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世の中には流れがあります。そして、その流れによって評価される能力とされない能力がはっきり分かれます。
また、能力の価値は需要と供給によって決まります。
私は大学でドイツ語を教えています。しかし、ドイツ語が仮にできたとしても英語ほどは評価されることが少ないのが現実です。
ドイツ語は、やり続ければ競争相手が少ないので私みたいに運よく職に就ける人もいますが、中途半端なドイツ語の能力を身に着けるのであれば英語を頑張って勉強したほうが良いと言えます。
また、就職活動を迎える息子に数学技能検定とか資格を取ったりしないのかと聞くと、
東大の理系大学院を出ているのだから数学検定は取れて当然だしそれほど評価されないから費用対効果が悪いと言われました。
確かに就職担当者で東大院の理系の学生が数学出来ないことを心配する人はいないので他のアピールポイントを伸ばすべきなのでしょう。
このように個人レベルの求められているものは変わりますので何に大切な時間とお金を投資するか見極める必要があります。


21世紀は今まで以上に速い速度で必要とされるものが変化していきます。
世の中の流れと自分の社会的立ち位置を考え何に時間を使うか考えなければいけません。
日本全体が伸びて、ただ続ければ評価される時代は終わりました。
21世紀で必要になる能力をしっかり見極め学んでいく必要があります。
これからの子供たちが戦略的に学ぶべき内容としてのkey wordは、「英語」「ITリテラシー」「資本主義社会」になります。


21世紀は萎みゆく日本市場だけでなく世界市場を見て活動するべきでしょう。
そのために英語は、必要不可欠な能力になります。
受験や採用試験で使うのはもちろんですが英語ができることで人脈の幅が大幅に広がります。
早期からしっかりと英語学習の習慣を取り入れ社会に出るまでに必要最低限の英語力を身に着けることをお勧めします。具体的にはTOEFL IBT 80点以上を取得できることが好ましいです。最低限このぐらいの点数を大学卒業までに取得できれば社会に出てからも仕事で英語を使うことができます。
また、多くの日本の学生が逃げてしまっているITリテラシーの向上は必ず小中学生からやることを強くお勧めします。21世紀は人工知能、IoT、ビックデーター、ロボットなどを中心に我々の働き方が大きく変わることは明らかです。
この流れについていくことができない子は大きく社会から引き離される可能性があります。例えるならば、動物を狩って食べていた狩猟から稲を育てる稲作へ社会が変化したのにいまだに狩猟の話しか分からない人になるようなものです。
2020年には、社会の変化を受けプログラミング教育が小学校から必須強化になります。
2030年になればプログラミング教育も定着しそれなりの人材育成のノウハウが構築されしっかりとした教育をみんなが受けることがでるでしょう。
しかし、今の子供たちは残念なことに十分なIT教育がなされないまま社会に出ていくことになります。
そうならないためにも、早期からITについて学ぶことのできる環境に子供たちを置いてあげてください。
そして、21世紀を行く抜く人材になるためには「資本主義社会」についても学ぶ必要があります。

20世紀後半は、資本主義と社会主義で世の中が大きく分かれていました。
しかし、旧ソ連の崩壊以降、世界は米国式の資本主義社会に大きく舵を切っています。
そして、ここに本にも本格的な(米国式の)資本主義の流れが押し寄せています。
この資本主義社会を生き抜いていくためには「資本主義社会」についてしっかり学ぶことが大切になります。しかし、「英語」「ITリテラシー」と違って「資本主義社会」と言うと多くの皆様が今一つ共感していただけません。そこで、もっと簡単な言い方をすると「お金」について学び「投資」をしましょうということです。
日本は、最も成功した社会主義と揶揄されてきたように銀行にお金を貯めることが得意な国民です。しかし、資本主義社会においては投資することも必要になります。ただ、あくまで投資ですので失敗する可能性があります。失敗する確率を下げるために「お金」についてしっかり学び戦略的に「投資」できるよう教育してあげることも必要になるのです。

でも、なぜ投資をしなければいけないのでしょうか。多くの方からよく聞かれる質問です。
批判を恐れずにお答えしますと現在の米国式資本主義は平等ではなく明らかな序列が生まれています。それは、資本家>経営者>労働者と言う序列になります。そして、日本人のほとんどが労働者です。しかし、これからの時代は資本家であり経営者であり労働者であると言うポジションをとることを強く勧めます。(もちろん資本家だけで行けるのであればそれでも良いのですが私を含め多くのご家庭ではそういうわけにはいかないので。)

次回は労働者だけで考えているある生徒がサラリーマンになった時の話を紹介したいと思います。

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