高専専門学校・短大卒と大卒の違いについて

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最近では、高校によって進路指導で短大をお勧めする場合もありますが、皆さんはなぜ大学まで進学までした方が良いとお考えですか。また、なぜ世の中は大学まで進学した方が良いという風潮でしょうか?
それは、下記の表にあるデータ通り高専・短大卒と大卒で年収差が約100万円、生涯年収では約5000万円の収入の差があるためだと考えられます。

このデータをもとに考えると、地方から大学進学のために都内1人暮らしでアパートを借り学費を支払うと年間平均500万円かかるとすると、4年間でかかる費用は約2000万円となりますが生涯年収として3000万円のリターンがあります。
また、高校の進路状況の欄で良く目につくのは専門学校の実績です。
確かに、専門学校は、「本気」でその職を極めようとしている方には、必要な選択肢だと思います。
しかし、今の大半の専門学校進学者には問題があると思っています。それは、専門学校を志望する学生たちの大半が本当に「本気」で職を身につけようとしている人よりも、「入学が大学進学と比べ簡単」「(軽い気持ちの)~が好き」だから志望している人が多いことです。
「アニメクリエイタ」・「美容師」・「デザイナ」・「声優」・「料理」など多くのコースが用意され門徒が開かれている専門学校は、確かに大学受験をするよりは簡単に入学は可能です。
しかし、本当にそのような目先の「大変さ」「ハードルの高さ」だけで進路を決めてよいのでしょうか。
そして、本当にそのような目先の問題と「~が好き」という気持ちだけで専門学校に進学卒業し、将来、家族を養っていくことができ、その後も簡単に人生を送れるのでしょうか。
実は、私の娘も高校時代に「声優になりたい」と言い、「大学へは行かずに専門学校に行く。」と言い家族全員で5回ほど話し合った経験があります。その際、私は娘にこう伝えました。
「あなたの人生だから別に専門学校に行って声優を目指しても別に私は反対しません。しかし、賛成もしません。
私は大学に進学して勉強することを推奨しそれに対しては支援をしますが、声優にたしては支援しません。家からも出て行って1人で生計を立て学費を工面して、声優を目指しなさい。そのような覚悟がないのであれば、あなたは「本気」で声優になりたいのではなく、ただ学問から逃げているだけだ。そして、その覚悟がないのに「声優になりたい。」など本職の「声優」さんに失礼だ。」
と言いました。

その後、意地になった娘は、専門学校の費用や都内で済むための生活費、声優業界について自身で調べたのでしょう。後日、本人から
「大学進学します。確かに声優さんたちは好きで憧れてなりたいと思ったけど、今のまま中途半端に声優さん目指しても本職声優さん枠の300人に残るのは大変だと思うし、お父さんたちに勘当されてまで必死で頑張ろうと思えなかった時点で私の負けだと思う。なので、もう一度大学進学に向け1から頑張るので支援お願します。」
と言われました。
娘が何に対して「負け」と表現したか、わかりかねますが私から勘当まがいなことを言われ、現実的に1人で生きていくことを意識したのでしょう。そして、生きていく上で必要な具体的な数値とアルバイトの時給などから考えられる自身の稼ぎと時間を考え、その大変さから自身には無理だと結論を出したのだと思います。

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