地道な努力

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早い子なら一回の面談で遅い子でも半年から一年で目標が生徒と先生間で共有出来てきます。
そうなると目標が明確になると次に考えなければいけないのは、地道な努力をすることです。
良く親御さんからは、効率よく学習する方法を教えてくださいと言われます。
でも、そもそも効率的な勉強方法って何を言っているのでしょう?
はっきり言って、学習のテクニックはたくさん知っていますが最初から簡単に効率的に学習ができるようにはなりません。
まずは、どろ臭くても時間を増やして多少非効率な学習も必要になります。
このように言うと最近は人口知能で分からない問題を効率的に学べるんだと言われます。
それは、素晴らしいしどんどん取り入れていけばよいでしょう。
ただ、効率的な学習はそんな簡単に身につくものではないのです。

ここでは、息子を例に効率的な学習について考えてみます。
例えば、うちの息子はTOEFL受験時に毎日1時間の学習で単語100個を覚えていました。
ここで覚えるとは単語を見て3秒以内に日本語の意味が言えることを指します。
彼は、仕事と家庭を両立させ、英語以外の学習がおろそかにならないよう隙間時間に1時間以内で毎日100個学習していたのです。

これを周りの人が聞くと「非常に効率的だ。」「いやいや彼は頭がいいからできるのだ」と言われます。

でも、これは彼が長期間勉強と向き合い基礎学力と長年の経験から効率化してたどり身に着けた能力です。いきなり、単語100個を1時間で覚える効率的な方法なんてないのです。
それが証拠に、彼が中学一年生のとき一週間で100個の単語が出され10個テストするというのを毎週やっていました。一生懸命勉強してテストに臨んだのですが5点しか取れませんでした。
それから、何度かテストにチャレンジするのですが5点以上取れません。
いろんなやり方を試してみましたがなかなか取れません。
周りの子は、8~10点が一般的で彼がいつもクラスで一番下です。そして、彼は単語の勉強をするのを諦めました。私も才能がないのかなと思っていました。
でも、今では一時間で100単語を簡単に覚えています。
それは、地道な努力を続けてきたからです。

同じ学年の子でも比べたら正直学力レベルがみんな違います。運動で考えればすぐわかることですが運動能力は同じ学年でもみんな違いますよね。
今の子供の能力をしっかり見極め一歩一歩価値のある目標に向かって進んでいくことが重要です。そして、できないからと言って見限るのではなく、親は子供が価値のある目標の向かって努力するのを手助けしてあげてください。

今はだめだとしても一歩ずつ進んでいけば必ず成長します
そして、その努力の先に効率が付いてくるのです。

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