最初に、皆様と考えたいのは、受験勉強は必要かどうかです。
よく勉強なんか出来ても本当に大切なことは違う。
大学なんて行っても意味がないから手に職をつけさせたほうが良い。
と言った話を聞く一方、子供たちを塾に通わせ受験をさせている親御さんがたくさんいます。
親御さんは、お子さんになぜ受験勉強させるのでしょう。
また、お子さんご自身は何のために受験勉強しているのでしょう。
毎日学校に行ってそのあと、塾にも行き受験勉強をしているのはなぜですか。
学歴があれば幸せな人生が遅れる可能性が高いと考えているからですか。
学歴がないと大人になって苦労する可能性が高いと考えているからでしょうか。
つまり、多くの皆さんは学歴がないと不利だということを分かっているのです。
学歴があれば比較的お金には困らずに過ごせることもわかっているのです。
でも、受験で成功したけど社会で失敗した人の話を聞いて、学歴は重要だけどそこまで頑張る必要あるのか。
と悩んでしまうのです。
上記のような内容をずっと考えてただ何となくファッション感覚で塾に通わせてしまう方が多いのです。
でも、それではいけません。
まず、子供が受験をするのであれば親もそれなりの覚悟を持つ必要があります。
なぜなら、受験で大事なのは、学力・学歴の向上だけでなくやり抜く力を育てることが大切だからです。
そして、受験をしっかりやり抜くためにはご家族の力が必要です。
繰り返しになりますが我々は、受験が大切な理由は以下の3つだと考えています。
(1)やり抜く力を向上させること
(2)学力をあげること
(3)学歴をあげること
やり抜く力を向上させること。これは、非常に大切なことになります。
優秀な親御様に多いのですがやりたいこと(目的)が見つかれば子供は頑張るだろうと考えています。
ご自身が優秀なためやり抜く力は普通の人はみんな持っていると考えてしまうのです。
しかし、今まで頑張ったことがない子はやりたい子が見つかっても頑張りません。
若いうちに頑張ってやり抜くことはとても重要になります。
そして、やり抜く対象としてのちに役立つ勉強、特に「受験勉強」はとてもよいのです。
あなたの周りに何をやってもすぐ結果を出してしまう。人より物事を上手く運ぶことができる子がいませんか。
なぜ、彼らは優秀なのでしょうか。
一方でそんなすごいと思わなかった子が大人になって大きく成功していることってないでしょうか?
優秀な子は、何が違うのでしょうか。親は、優秀な子を育てるために何ができるでしょうか。
それは、「目標に向けて頑張った経験を積ませること」と「新しい環境にチャレンジする好奇心をもたせること」です。
頑張ったことがある子は、大人になっても強いです。
それは、受験勉強でも運動でも芸術でもいいのです。一つのことに一生懸命うちこみ努力したことのある人間は強いのです。
中学三年生や高校三年生の夏まで部活ばっかりやっていて偏差値が40しかない子が秋から勉強を始めて結果を出す話を聞きませんか。
受験まで9月、10月、11月、12月、1月と5か月しかありません。
でも、彼らはすぐに力を発揮します。今まで部活に本気で打ち込んできた子は強いのです。
個人的な感想ですが文学系の部活を頑張っていた子よりも運動部の子の方が大きく伸びる傾向があります。
部活でも受験勉強でも目標に向かって努力するということは一緒ですので本気で努力したことがある子は何をやっても強いのです。
「意識の差が結果の差、目標あっての結果あり」
リオオリンピックで金メダルを獲得したレスリングの登坂選手のお父様が彼女にいいつづけた言葉だそうです。
短期間で結果を出せる人間は、意識が違うのです。
次に、新しいことにチャレンジする好奇心を持つことの大切さについて話したいと思います。
多くの人たちの親やおじいさんは総理大臣でも、スティーブジョブズでもありません。
私たちの多くは日本で生まれて普通に育ってきています。そうすると周りには、普通の人たちに囲まれ普通の教育受け育ちます。
でも、我々の考える普通って本当に正しいのでしょうか。親や先生の言うことは本当に正しいのでしょうか。
実は、我々の持っている常識は、成功する人たちからすると非常識ではないのでしょうか。
成功する人たちは今いる常識の世界を通り越して新しい世界に出ていく力を持っています。
もちろん周りの人たちはやらないことなので間違ってしまうこともありますし、周りからバカにされることもたくさんあります。
それでも彼らは挑戦し続けるのです。そして、新しい出会いを得るのです。なぜなら、成功した人たちは挑戦者が大好きなのです。
なぜなら成功者たちも昔は挑戦者だったからです。
私は、世の中ですごいといわれる人たちがほかの人と大きく違うとは思いません。
ただ、人よりも少しだけ意識が高いため、毎日人よりもちょっとだけ頑張った。
その結果、人よりも少しだけ良い環境に身を置くようになった。
新しいことを恐れずに挑戦し続けた結果、遠回りにも見えたけど最終的に大きく成長した。これだけの違いなのです。
正直、若いときに一生懸命頑張る経験をするならば受験じゃなくてもいいと思っています。
甲子園でも国立でも花園でもアイドルでも声優でも漫画家でもいいのです。
本当に一生懸命頑張ったなら結果にかかわらず必ず大きな財産になります。
本気でやりたいと思うことがすでにあるならば高校性までは、それを全力でやるべきだと思います。
しかし、もし本気でやりたいことがまだ見つかっていないならば、受験に向けて頑張ることをお勧めします。
その理由は、「社会に出てからも学歴が評価されること」「学んだことが比較的役に立つこと」「能力に合わせ様々な選択肢があること(大学がたくさんある)」です。
いい大学に入れば、社会に出てからも優遇される可能性が高くになります。
数学、国語、英語、理科、社会は社会に出てからも役に立ちます。
また、たくさんの大学があるので頑張ったら頑張った分だけ評価されます。
具体的には、大学名を履歴書に書くので就職するときに影響します。
一方、ピアノやサッカーでは、一生懸命頑張っても社会評価されるレベルは低く、
履歴書でのアピールポイントにするのは非常に大変です。
つまり、若いうちに頑張った経験を積ませるうえで受験は非常に適しています。
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